カレー

小学生でもカレーは作れる。

給食で大人気、キャンプで大活躍、カレーはご飯界のヒーローだと思う。

「今夜はカレーよ」なんて言葉かけられたこと一度もないけど、ノスタルジックな言葉だと心が理解する。

家庭の味であり店の味であり海の向こうの味。

カレーには魔法がかかっている。

 

基本的にルーを溶かしたカレーしかわたしは作れないけれど、いろんなカレーがあるのは知っている。

本で読んだザクロのカレー。色はきっとルビー色になる。きゅっとするような酸味があるそうだ。

人の家で作ったバターチキンカレー。トマトとカレーの相性は運命の恋人級だ。

高田馬場で食べたグリーンカレー。インドでもタイでも、カレーはたくさんの国で生きている。

そしてそもそもカレーの定義すら曖昧なことに気づかされる。

カレー鍋は闇鍋だ。

ヨーグルトもハチミツもチョコレートも、全てはカレー鍋に飲み込まれていく。

絵の具を洗うバケツの色が変わっていくのが好きだった。

カレー鍋と絵の具のバケツ、どちらが変化を楽しめるだろうか。

 

愛は食卓にある。